上北沢の気になる空き地等

　「全住宅案内地図帳 杉並区版 昭和44年度版」には、おおむね上の地図の青線のあたりに水路が描かれています。

　何となくそのあたりを見に行きましたが、完全に元中央卸売市場松沢分場の敷地に飲み込まれた感じで、痕跡もありません。

　しかし、上図赤線(吉野家の裏手)に妙な細長い空き地を発見。そこで振り返ってみると、何と甲州街道の向かい側に別の細長い空き地を発見。これが黄色線です。これが水路跡かは分かりませんが、柵で閉ざされた立ち入り禁止の空き地は、世田谷ではよく見かけるタイプの暗渠です。

　裏手に回り込もうと思って横の道に入って歩いているときに発見したのが緑線の路地です。自動車の進入を阻む柵があったり、どうもムードが異質です。黄色線の続きはここかもしれない、という漠然とした印象を得ましたが、何も根拠はありません。

　そのままあたりをうろうろして、最終的に家路につこうと思ったときに、はたと気付きました。北沢川跡地(水色線)を歩いていたとき、妙にマンホールの多い道を発見しました。これがオレンジ線です。その時は水路跡の可能性を考えましたが、明らかに北沢川の経路と違うので、頭の片隅に追いやっていました。しかし、赤or青→黄色→緑→オレンジとラインをつなぐことができ、更に延長すれば北沢川と合流します。

　以上は、何も根拠がない発見と思いつきに過ぎませんので、信じてはいけません。しかし、この位置に北沢川の支流が存在する可能性を具体的に検討できるかもしれません。ちなみに、いくつかの理由から漠然とこの支流の存在は想定していたものですが、ここだとは思っていませんでした。